令和3年4月6日
厚生労働省は3月30日、外国人労働者の人事・労務に関する雇用管理支援ツールを公表しました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17698.html
支援ツールは、次の3つとしてます。
【掲載サイト】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jigyounushi/tagengoyougosyu.html
平成31年4月より「外国人雇用管理指針」が改正されました。賃金や労働時間などの主要な労働条件を、母国語など、外国人労働者が理解できる方法で明示・説明することが事業主に求められるようになりました。それを受けて日本の法制度や雇用慣行に詳しくない外国人労働者に対して、労働法令の理解を深めてもらうことを目的としています。
「モデル就業規則やさしい日本語版」は、ややもすると取っつきにくい印象を持たれる就業規則を外国人スタッフ向けにやさしく表現したバージョンです。
就業規則は、労働基準法に準拠した専門用語を用いて表現する規定も結構ありますので、かみ砕いて説明するとどういう言い回しになるのか興味がわいたので確認してみました。
「変形労働時間制」は、「特別の働く時間を作るやり方」。「定年」「退職」「解雇」は、それぞれ「辞める年齢」「辞めること」「辞めさせること」とあります。
言い得て妙な表現もあれば、苦心の様子が伝わる「翻訳」も垣間見られます。
支援ツールについては、「こういった用語もあると嬉しい」「こういった項目の説明も加えてほしい」といった要望も受け付けているようですので、興味のある方は投稿されてみてはいかがでしょうか。
なお、外国語版の就業規則も公開しています。あわせてご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/foreign/index.html