総務省では「敬老の日」にちなんで、高齢者の就業実態について統計発表をしています。
https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1130.html
就労面に絞るといずれの数値も増加傾向にあることが見て取れます。
一方で、産業別に見ると農業や小売業といった業種に多く就業しており、高齢雇用者の4分の3が、非正規雇用という数値が出ています。とくに非正規雇用の割合が2007年(141万人)から2017年(316万人)で倍増している点が気になるところです。
非正規就業を選んでいる原因は「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最も多く、「家計補助、学費の確保」がこれに続きます。
人口が毎年20~30万人規模で減少している中で高齢者や障害者、外国人労働者の雇用政策は不可避の課題といわれて久しくなります。この流れがしばらく続くなかで、増え続ける高齢就業者をいかに活用していくかが問われています。